記憶力がないので、もう1つの脳をつくる
最近汽車の中で読んでる本。
ちびりちびり噛み締めながら読んでいます。
外山滋比古さん。
高校の教科書にいらっしゃった気がする。
この頃から物語より評論文好きだったので、
よく読み込んだ覚えがある。
その中で、著者が思考を整理するために
ノートをとることを推奨しています。
そして寝かして、熟成させ、忘れた頃に見返して
話のネタになるものをまた違うノートにふくらませて書く、
という作業をするそうなのです。
ノートを書いて、頭の中の膨大な書類を整理する。
いったんそれは忘れて、あとで見返して
「ああ、あのときこんなことを考えていたんだ。」
と、また脳にインプットされるときには、
食べごろになっている、というのです。
ノートにもう1つの脳をつくるってことなのかなぁと思います。
頭の中の膨大な情報を抱えられる場所がもう1つあれば、
混乱することも少ない気がして、
頭のなかで考えることもすっきり整理整頓できていくのかも。
わたしは、常にものごとを考えている状態。
「考えすぎ」だとも言われますが、
こればっかりは無意識にやってしまうので仕方ない。
例えるとするなら、ログが残らない脳内のTwitterに
投稿し続けているようなものなんです。
断片的に、いろいろなことを考えては、
すぐに忘れる…それはもったいない。
考えたことをネタ帳のようなものに書き留める癖をつけるように、
今日からはじめてみたいと思います。